学校給食における豆類・昆布の活用法
〜ま•ご•は•や•さ•し•い〜
もっと手軽に美味しく
この度、千葉県内市町村の小·中学校で給食に携わっている26名の栄養教諭を対象に講演をさせていただきました。
弊社のスローガンでもある「ま · ご · は · や · さ · し ·い」とはバランスの良い食事づくりのために取り入れたい食材7品目の頭文字からできた食育ワードです。その中からAOKI印商品でもある「豆」と「昆布」のお話しをさせていただきました。
まず最初に、あまり知られていない豆と昆布の生産現場の作業工程をスライドを使って見ていただきました。豆·昆布共に機械の導入が難しく手間ひまかけて生産される様子に、参加者の皆さんは興味深く真剣に耳を傾けてくださり、「子どもたちに生産者の工夫や苦労を伝えたい」、「知れてよかった積極的に取り入れていきたい」など沢山の嬉しい声をいただきました。
続いてAOKI印の豆を使った料理とデザートを試食をしていただき、とても美味しいとご好評をいただきました。メニューは「ガルバングリッツとひき肉のキーマカレー」
「するりん白花の豆乳ゼリー」
豆や昆布は子どもたちに人気がなかったり、料理のレパートリーが少ない等お悩みも多いようです。レシピを知りたいというご要望も多くいただきましたので、今後もレシピ開発にも力を入れていこうと思います。
昆布に関しては昆布自体を食べて頂きたいのはもちろんのこと、出汁として使うことも推奨しております。
出汁の旨味成分には減塩効果のほか、体調を整え精神の安定を促すなど数々の健康効果があることがわかっています。
今回、出汁のテイスティングを実施し【昆布】【削り節】【顆粒だし】の味の違い、昆布と削り節の合わせだしを即席で作り旨味の相乗効果を実感していただきました。
ある学校では「かき揚げうどん」の献立の時、出汁を取った後の昆布をその場で千切りにして、かき揚げの具材に混ぜて揚げているそうです。アオキの願いである「昆布の栄養と美味しさを丸ごといただく」を実践されていて驚きました。子どもたちへ美味しく栄養たっぷりの食事を届けたいという栄養教諭や調理員の思いが成せる技だと私自身大変感動致しました。
食育という授業の中で、安心と安全の重要性、給食が子どもたちの口に入るまでに、生産者から始まり多くの工程があり繋がっていること、多くの人々の思いと手間ひまで食事ができている事を語り伝えて頂けたら、その一部を担っている私どもも嬉しい限りです。
学校給食における豆類·昆布の活用方法
~ま•ご•は•や•さ•し•い~ もっと手軽においしく
2023年7月28日
講師:小塩良志子 アシスタント:野々村美千代
主催:公益財団法人千葉県学校給食会